
6月30日(日)
いよいよRACE TO THE CLOUDS 決勝です!
オートバイの各クラスから始まり、ATV、そのあとがサイドカーです。
2時にはパドックに入り、マシンの準備です。4時ごろから1時間ほど仮眠をとり、その後に軽く朝食をとり、早めに着替えも済ませて準備万端、ライダースミーティングも終え、スタートを待ちます。
8時からスタートのはずでしたが、20分ほど遅れて1台目がスタート、3番目に伊丹君がスタートしました。
この調子なら8時半ごろには自分たちの番だと、気合を入れて並んでいましたが、何か様子がおかしい???
伊丹君がクラッシュとの知らせが!!!
なかなか情報が入らずやきもきしていましたが、リタイヤしたが本人は大丈夫だとの知らせに皆ホッとし、気持ちを切り替えて自分のことに集中!です。
しかし・・・その後もクラッシュが多発し、なかなかスタートできません。
待っている間に気温がグングン上がり、今まで走ったことがない温度まで上昇。
タイヤやマップは大丈夫か?未経験の状況でのスタートとなりました。
予選順で、サイドカーでは3番目のスタートです。
1台目と2台目のスタート間隔よりもスタート間隔を長めに取っている様子。
主催者は、うちのマシンが2番手スタートより速いと踏んでいるようです。
そんなことを考えているうちにグリーンフラッグが振られました。
ちょっと派手なスタートを見せようとしたら、思った以上にホイルスピンをしてしまい、焦りながらのスタート!なんとか立て直して左コーナーへ!(写真、藤村さん提供)
まずは苦手なボトムセクションです。
なんか・・・リアタイヤが・・・グリップしないぞ~
気温が上がり過ぎて空気圧が高すぎるのか?路面のほこりが多いのか?
あれ?パワー感がないぞ???マップも気温に合ってない???
焦るとコースも???
なにか、とっ散らかった感じのままボトムセクションを走り切り、ミドルセクションへ。
ここでインジェクションのマップをスイッチで切りかえるのですが、マシンが弾んでいてスイッチが見つからない~
そのままヘアピンへ!!!スイッチを探してのマップの切り替えは諦め、コースに集中することにしました。
ミドルセクションは、ヘアピンの連続するストップアンドゴーのエリアです。立ち上がりでのパワーの差が出るのですが、プラクティスでは1000ccのマシンよりも良いタイムで駆け上がりました。そこそこ自信があったのですが・・・タイヤのグリップは良くなっていましたが、記憶のあやふやなコーナーがあったり、無駄な減速やシフトミスがあったりで、やはりいまひとつな感じでした。
最後はトップセクションです。

(写真、山下さん提供)
高速コーナーが続き、そのあとにバンピーな路面が続きます。
タイヤのグリップはいい感じですが、パワー感がありません。やはりマップの切り替えができていないのが原因のようですが、スイッチは見つからず・・・走りながらのスイッチの切り替えの練習をしていなかったことを悔やみます。ここでも無駄なシフトダウンや減速をしてしまい、今一つペースが上がりません。
最後のヘアピンではシフトミスでニュートラルになってしまい、失速~
なんとか立て直してチェッカーを受けました~!!!
走り終えたときは完走だけで充分だという気持ちでしたが、やはりミスが多く、もうチョイだったのに・・・と反省しつつ、もう一度チャレンジしたい気持ちで一杯です。
頂上ではレッドブルTVのインタビューを受けました(どなたか観ましたか?)全部日本語で好き放題喋っちゃいました~
快晴のうちバイク部門が終わり、4輪が始まる前に下山する予定だったのですが、その後の天候が崩れる予想のため、4輪が終わってからの下山と決まり、バイク部門の選手は頂上に取り残されることに・・・
途中から頂上は雲の中に・・・そしてひょうが降り・・・他の選手はほとんどが山小屋に避難していましたが、私だけは4輪の日本の選手がチェッカーを受けるのを見届けるためにゴール付近で手を振り続けました。寒かった~
4輪も赤旗中断が続き、全てが終わり、山を下りたのはチェッカーを受けてから8時間後!長い一日でした。
下りは、観客とハイタッチ(サイドカーはロータッチ)をしながらのパレードです。チェッカーを受けた選手にしかわからない感動です!

(写真、山下さん提供)
これをやったら来年も出たくなっちゃいます!
30分以上かかったでしょうか?ようやくスタート地点に戻りチームメイトと再会です!
伊丹君は怪我もなく無事を確認!頂上には情報はほとんどなく、ずっと心配していましたが無事でなによりでした。
その後、表彰式があり、表彰台へ!真ん中に上がれなかったのが残念でしたが、優勝は次回にとっておいて、と!

(写真、藤村さん提供)
3位のフランスのチームと記念写真!
また出たくなる素晴らしいイベントでした!
応援いただいた皆様、スポンサーの皆様、チームのみんな、会社のみんな、家族のおかげでやり遂げられました!
本当にありがとうございました!